投稿者「gojodental」のアーカイブ

擬人化ブーム

世界の国々の擬人化、都道府県の擬人化、刀剣の擬人化…近年様々な物を擬人化する作品が流行っていますが、とうとう医療業界にも擬人化ブームがやってきように感じます。

現在、TVアニメで放送中の「はたらく細胞」は、体内の様々な細胞が可愛く、カッコいいキャラクターとして描かれています。コミックやアニメなので子供向けと思いきや、厚生労働省の啓発ポスターに、擬人化キャラクターの「ヘルパーT細胞」がコラボレーションしているのを発見しました。認知度の低いウイルス感染に対し、認知度の高い擬人化キャラクターを用いて啓発活動をする発想力に脱帽です。

ところで、歯科に関するキャラクターがいるか調べてみたところ「はたらく細胞」のスピンオフ「はたらく細菌」に登場しています。「立派なむし歯を作りまっせ★チーム虫歯菌」歯科医療従事者としては、むし歯を作ってはダメだろうと言いたいところですが、キャラクターの可愛さに思わず笑ってしまいます。

「はたらく細菌」を購読され、虫歯予防に興味を抱かれた方は、ぜひ五條歯科医院へご来院ください。むし歯菌以上に愛すべきキャラクターのスタッフが語るストーリーに、きっとご満足頂けると思います。

<参考>

https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000197632.html

「はたらく細胞」 原作:清水茜(講談社:月間シリウス連載)

「はたらく細菌」漫画:吉田はるゆき  監修:清水茜   (講談社)

妊婦の歯科治療

“妊娠中は歯の治療が出来るのか?”

“治療をしてもお腹の赤ちゃんに悪い影響はないのか”

など心配される方もいらっしゃると思います。

妊婦さんでも歯科治療は受けることができます。

基本的には、歯科治療は安定期(妊娠5~7か月)に行うのが望ましいとされています。

歯科で通常よく撮影されるエックス線写真は、撮影時に照射される放射線の量はごくわずかで、さらに防護エプロンを使用します。また、歯科で局所麻酔薬として一般的に用いられるリドカインも、主にお母さんの肝臓で分解されるためお腹の赤ちゃんには影響がないと言われています。

今まで歯科に通っていない方は、妊娠を機に自分のお口の中の状況を把握してみましょう。そして、生まれてくる子供のためにお母さんのお口の中を綺麗にしておくことはとても大切なことです。

五條歯科医院は妊婦健診実施医療機関ですので、妊娠された方も安心していらして下さい。

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口腔ケア用品に含まれる殺菌成分(その2)

最近、歯磨き用のペーストや洗口剤は、虫歯予防や歯周病予防のために、殺菌成分を配合した製品も多く販売されています。今回はそのような殺菌成分(殺菌剤)について2回にわたってお話ししていますが、第2回目の今月は、各殺菌剤の特徴とその選択についてのお話しです。

前回のブログで書かせて頂いたように、現在、口腔ケア用品に配合されている代表的な殺菌剤としては、「塩化セチルピリジニウム(CPC)」と、「イソプロピルメチルフェノール(IPMP)」があげられます。また、お口の中の細菌は主に、唾液と共に漂っている浮遊性細菌と、歯などの表面に付着しているデンタルプラーク(歯垢)中の細菌とに大きく分けられます

CPCは、浮遊性細菌に対しては強い殺菌効果を期待できるのですが、デンタルプラークに対しては表面の菌にしか殺菌効果が得られません。これは、CPCがデンタルプラークの表面に電気的に強く吸着されてしまい、内部に浸透出来ないからです。従って、CPCを使う場合は、歯ブラシなどによりデンタルプラークを機械的に破壊した状態で用いるのが効果的といえます。

これに比較してIPMPは、水になじみやすい性質(親水性)と、水になじみにくい性質(疎水性)の中間の性質であるため、デンタルプラークの内部に浸透しやすい特徴があります。従ってCPCに比較し、表面でストップしてしまうことが少なく、デンタルプラーク内部の細菌に対して、より有効であることが分かっています。

では、CPCを使うのをやめて、IPMPにすれば良いのでしょうか?

実は、IPMPはCPCに比較して、浮遊性細菌に対してはその殺菌効果は10分の1程度しかありません。つまりIPMPは、デンタルプラークに良く浸透して内部まで殺菌効果を発揮しますが、しっかりブラッシングしてデンタルプラークを機械的に破壊し、浮遊性細菌にしてしまった後は、逆にCPCの方が殺菌効果は強いのです。このことから、浮遊性細菌に対してIPMPを用いる場合は、CPCに比較してより長い時間をかけて殺菌しなければならず、ブラッシング時間などを考慮する必要が生じます。

実際の患者様では、歯並びや生活環境の違いなどで、浮遊性菌やデンタルプラークの状況も様々です。口腔ケアを的確に行うためには、殺菌剤ひとつとってみても、やはり専門家による口腔内状況の正確な診断と、口腔ケアプログラムの立案が必要です。

五條歯科医院では、口腔ケアのプロフェッショナルスタッフが、それぞれの患者様に合った的確な口腔ケアプログラムを立案し、ご提供させて頂いております。ご興味のある方は、ぜひお気軽に五條歯科医院までご来院下さい。

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指しゃぶりについて

こんにちは、五條歯科医院で受付を担当しております日比と申します。今回は、「指しゃぶり」についてお話ししたいと思います。

「指しゃぶり」は、主に乳幼児期の子どもに見られる口腔習慣で、3~4歳までは発達途上で見られる生理的なもの(あってもおかしくないもの)であり、自然と消失していくことが一般的で、特に心配はいりません。しかし5~6歳を過ぎても継続する場合は、歯並びの不正や顎の骨の変形を惹起させたり、発音などの口腔機能へ悪影響を及ぼしたりする要因となりますので、“悪習癖”ということになります。従って、4~5歳を過ぎても継続するような場合、止めるための何らかのはたらきかけをするのが望ましいでしょう。

五條歯科医院では、このようなお子さんの口腔習癖などについてのご相談も受け付けております。ぜひお気軽にご相談にいらして下さい。

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歯並びをゆがませる姿勢のクセ

歯並びに影響する要因のひとつに、日常の姿勢があげられます。なかでも睡眠時やリラックス時の姿勢である「うつぶせ寝・横向き寝(睡眠癖)」と「頬杖」は、歯列(歯の並び)への影響があり得る“態癖”として知られています。

態癖とは、口腔はもとより全身に影響を与える「よくない生活習慣」のことです。歯は、実は弱い力でも動くことがあり、例えば50gの力が1時間継続して加われば、わずかな量ですが、骨の形が変わったり、歯が動いたりすることが知られています。犬の散歩で毎日1時間、犬をショルダーバックで抱えていたり、テレビを見ながら歯ブラシを1時間ずっとくわえていたりする人の歯が動いた例もあります。そう考えれば、ある一定の睡眠癖や頬杖がある方は、骨や歯の形態に影響を与える可能性があることが想像できると思います。そしてこれは、子供だけではなく大人にも共通することです。

私たちは生きているかぎり、態癖とは常に共存していかなければなりません。いくら気をつけていても、時間の経過と共に徐々に忘れてしまうこともあります。歯並びの改善には、矯正装置による歯への矯正力の付与だけではなく、このような態癖にも向き合うことが必要となってきます。

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手磨き用の歯ブラシについて

前回まで電動歯ブラシについてご説明してきましたが、今回は手磨き用の歯ブラシについてご説明しようと思います。

毎日使う歯ブラシは自分に合ったもの、歯に優しいものを選ぶことが大切です。前回のブログでお伝えしましたが、磨きすぎると歯は異常に削れてしまいます。そして歯が異常に削れると、象牙質知覚過敏症などを惹起し、ムシバになる可能性も高まります。病気を予防するための歯磨きが、逆に病気の引き金になってしまうという恐ろしい状態です。

当院では、歯と歯茎に優しい歯ブラシをお勧めしています。当院でおすすめしている歯ブラシは、予防の先進国であるスウェーデンで、実に77%のシェアを誇る「テペ」のハブラシです。歯ブラシにはたくさんのナイロンの毛が植立されていますが、その1本1本が特殊製法により毛先がラウンド加工(丸く加工)されていますので、歯と歯茎に優しくなっています。毛の硬さはミディアム(普通)、ソフト(柔らかい)、エクストラソフト(非常に柔らかい)の3種類があります。初めて使用される方にはソフトがお勧めで、歯に密着し、優しく汚れを落とす感覚を感じて頂けると思います。また、人間工学に基づいてデザインされたハンドルはとても持ちやすく、疲れにくいのも特徴です。以上のように色々な要素がありますが、「テペ」の歯ブラシはとても良い歯ブラシといえます。

市場ではたくさんの歯ブラシが売られており、「テペ」の歯ブラシよりも良い歯ブラシもあると思います。しかし、それは使う人それぞれのお口に合った歯ブラシでなければならず、また正しい磨き方ができるということが大前提です。そして、歯ブラシ全般における指導ができるのが歯科衛生士です。是非、当院の歯科衛生士の歯磨き指導を受けてみて頂ければと思います。そして、「テペ」の歯ブラシを試してみてください。お待ちしております。

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SP-Tガーグルについて

先日、患者さんから「洗口剤は使った方が良いのでしょうか?」との質問をいただきました。同じような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。当院では、洗口剤を使ったうがいをおすすめしています。今回は当院でおすすめしている洗口剤「SP-Tガーグル」の特徴と、おすすめする理由についてご紹介したいと思います。

<SP-Tガーグルの特徴>

1.CPC(セチルピリジニウム塩化物水和物)配合

→口腔内浮遊菌(舌、歯肉、口腔粘膜などに付着している菌)に対する殺菌作用

2.GK2(グリチルリチン酸二カリウム)配合

→抗炎症作用(炎症を弱くする作用)

3.l-メントール配合

→口臭の除去効果

4.透明な液体である

→洗面台等を汚す心配がない

SP-Tガーグルを使いうがいすることにより、口の中の細菌の数が効果的に減少するという報告があります。更に、ご高齢で上手にうがいができない方でも、同様の結果が得られたという報告もあり、この点も素晴らしいといえます。以上のことから、洗口剤を使ったうがいを、日々の口腔ケアに加えていただくことをおすすめしますが、ひとつ注意していただかなければならないことがあります。洗口剤を使ったうがいは、歯磨きの代わりにはならないということです。なぜならば、歯に付着したプラーク(バイオフィルム)は水に溶けない性質があるためです。歯に付着したプラーク(バイオフィルム)は歯磨きで除去し、それ以外の菌(舌、歯肉、口腔粘膜)は洗口剤で殺菌・除去する。という使い分けの認識が大切です。詳しい使い方などは、お気軽に五條歯科医院のスタッフまでお声がけください。

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唾液を増やして味覚障害を予防!

味覚障害とは、食べ物の味が分からなくなったり、何も口にしていないのに苦味や渋みを感じたり、甘みだけが分からない、何を食べても美味しくない、というような味覚に対する低下・消失・異常をもたらす病気です。味覚障害になると食欲が極端に減ったり、美味しいと感じなくなることでストレスを感じたり健康被害も出てくると言われています。

味を感じるためには、唾液が重要な役割を果たします。

唾液は、味物質を溶かし味蕾(味を感じる器官)に運ぶ役割をもっています。

また唾液は味蕾を保護し再生を促しています。

高齢者を対象とした調査では、味覚正常者の唾液量は全員が正常であったのに対し、味覚障害者の唾液量は明らかに低下していたことが報告されています。

特に高齢者の味覚障害は、唾液量と深い関係があると考えられています。

唾液量を増やす自然な方法として

  1. 唾液腺マッサージ(頬や顎の下のマッサージ)
  2. こまめな歯磨き…こまめな歯磨きはお口の中を刺激し、唾液の分泌を促進します。
  3. ゆっくりよく噛む…ゆっくりよく噛むことで唾液腺を刺激し、唾液量を増加させてくれます。
  4. 昆布茶の飲用…酸味が唾液分泌反射を引き起こすことは良く知られていますが、うま味は酸味以上に唾液を出す効果があります。昆布茶は、うま味成分をたくさん含んでおり、昆布茶を飲用することで唾液分泌促進が期待できます。

このような方法で唾液を出す回路にスイッチを入れることができます。

皆さんもぜひやってみて下さい。

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口腔ケア用品に含まれる殺菌成分(その1)

みなさん、歯磨き用のペーストや洗口剤はどのようなものを使っていますか?

最近は実に様々な種類や性質のものがありますが、虫歯予防や歯周病予防のために、殺菌成分を配合した製品も多く販売されています。今回はそのような殺菌成分(殺菌剤)について2回にわたってお話ししたいと思います。まず第1回目は、口腔ケア用品に含まれる殺菌剤の種類と、お口の中の細菌のお話しです。

現在、口腔ケア用品に配合されている代表的な殺菌剤としては、「塩化セチルピリジニウム(CPC)」と、「イソプロピルメチルフェノール(IPMP)」があげられます。これらの殺菌成分を配合する理由としては、虫歯や歯周病の原因がお口の中にいる細菌だからで、どちらの薬剤も殺菌効果があることが知られています。

これらの殺菌剤が実際に作用する細菌についてですが、お口の中にいる細菌は、唾液と共に漂っている浮遊性細菌と、歯などの表面に付着しているデンタルプラーク(歯垢)中の細菌とに大きく分けられます。このうちプラークは、バイオフィルムと呼ばれているもののひとつで、これは何種類もの細菌が集まり、それらがかたまり、膜のように構成されています。例えば台所の排水パイプの内側にこびりついた黒い膜状のものも、バイオフィルムのひとつです。

さてここでCPCとIPMPですが、浮遊性細菌やデンタルプラークに対してどちらの殺菌剤の方が有効なのでしょう?? 以前より用いられてきたCPCでしょうか?・・・、それとも最近注目されつつあるIPMP??

第2回では、それぞれの殺菌剤の特徴と、その選択についてお話ししたいと思いますので、楽しみにしていて下さい。

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入れ歯の方の食事について

入れ歯のかみ合わせが合わなかったり、装着時に痛みがあったりすると、食事を美味しく味わって食べることに支障をきたし、食欲不振や栄養不足の原因になる可能性があります。また、入れ歯が外れやすいと良く噛んで食べることができません。

部分入れ歯では、食事中などに外れて飲み込んでしまう危険性もありますので、定期的に入れ歯のチェックや調整をすることがとても大切です。

また普段の食生活においては、食材そのものを噛みやすいよう工夫をすることがあげられます。今回は、ご自身でできる調理時の工夫や、義歯でも食べやすいレシピ(義歯食レシピ)をご紹介致します。

  • 食材の大きさ

小さめに切ったり隠し包丁を入れたりして、噛みやすくなる工夫をして下さい。ただし、薄すぎるとかえって噛み切りにくくなります。また、みじん切りなど細かすぎるものも、口の中でまとまらず飲み込みにくくなったり、入れ歯と歯茎の間に入り込んだりするので不向きです。

  • 食材の硬さ

特に総入れ歯では硬いものを前歯で噛むと外れやすくなり、歯茎も傷つきやすくなるので、噛み切りやすい硬さに煮るなど工夫しましょう。

  • 食材の温度

総入れ歯の場合は、上顎で温度を感じにくくなっています。熱すぎても気付きにくく、やけどしやすくなることがあるので、食材の温度には充分に注意しましょう。

 

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ここで義歯食レシピの「豆腐とんかつ」をご紹介します。

 

1.豆腐をキッチンペーパーで包み、一晩冷蔵庫に置く。

2.塩・胡椒したロース肉を1の豆腐に巻きつける。

3.小麦粉・溶き卵・パン粉をつけ、揚げる。

 

皆さんも是非作ってみてください。

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