予防歯科

飲みかけのペットボトルにはご用心!

飲みかけのペットボトル内には細菌が発生することを、皆さんはご存じですか?

そして飲みかけのペットボトル内に発生する細菌は、もともと私たちの口の中に居る細菌なのです。

お口の中には非常に多くの細菌がいて、ペットボトルに口をつけて飲むことで、それらが中に入り込んでしまいます。従って、ペットボトルに口をつける度に、細菌を入れたり出したりしているということになります。

ペットボトル内の細菌は、口をつけてから約2時間後から徐々に増えていきます。

麦茶のペットボトルに、口をつけた直後から内部の細菌数を計測した実験では、

2時間後…870

4時間後…10000

6時間後…18000

24時間後…230000

と菌の数が増えていきました。

この結果から、24時間で細菌数は50倍以上も増殖してしまうことになります。

飲みかけのペットボトル飲料中に、こんなにも細菌が増殖してしまうなんて怖いですね。

お口をつけて飲んだペットボトル飲料を、そのまま数時間持ち歩いて飲み続けたからといって、食中毒の原因になる可能性は小さいそうですが、不衛生な飲料を口にして、必ずしも大丈夫とは言い切れないでしょう。

小さなお子さんが飲むのなら、なおさら気を付けてあげたいですね。

次回は、お口の中の細菌について、もう少し詳しくお話したいと思います。

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デンタルフロスについて

歯と歯の間は歯ブラシの毛先が届きにくいためプラーク(細菌)が除去しにくく、むし歯や歯周病が発生しやすい場所です。細いナイロン繊維からできているデンタルフロスを歯間部の清掃に使用するとその部分を効率よく清掃することができます。

歯と歯の間のプラークの除去率は、歯ブラシのみの場合が58%、歯ブラシとデンタルフロスの両方を併用すると86%であると報告されています。

歯と歯の間は虫歯になりやすい場所ですので、歯ブラシだけでなくデンタルフロスも併用してケアをしていきましょう。またデンタルフロスは、毎日新しいものに交換してください。

歯と歯の隙間が広いけどデンタルフロスで良いのか、デンタルフロスは歯の被せ物が取れてしまいそうで使用出来ないなど、お困りのことがありましたら五條歯科医院で詳しくお伝えいたしますので是非お越しください。

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使用後の歯ブラシの正しい保管方法

使用した歯ブラシを間違った方法で保管すると、表面に付着した細菌が増えてしまう可能性があるということを前回お伝えしました。歯ブラシに付着した細菌をゼロにすることは不可能ですが、細菌が増えにくい保管方法をご紹介したいと思います。

  • 流水でしっかりと洗う

ブラッシングを終えた後の歯ブラシは、水で歯ブラシを洗うと思いますが、その時に注意したいのはブラシ部分の根元に食べかすなどが残らないようにしっかりと洗うことです。また歯ブラシの洗浄は、必ず流水で行ってください。最近は毛先の細いタイプの歯ブラシが多く販売されています。毛先が細ければ細いほど食べかすが残りやすいので、より入念に洗う必要があります。

2.  風通しの良い場所に保管する

細菌は湿気の多いジメジメとした所を好みます。水気が残ったままの歯ブラシは、細菌が最も好む環境です。扉の付いた棚の中に収納スペースがあるご家庭も多いと思いますが、そのような収納スペースは通気性が悪く、細菌の繁殖しやすい環境といえます。風通しの良い場所に置いた歯ブラシスタンドや、フックなどをご使用することをおすすめします。

  1.   しっかりと水分を取る

水気が残ったまま保管をしてしまうと細菌が増えやすくなります。流水でしっかりと洗い終わった後は、ティッシュペーパーやタオルなどでしっかりと水分を取ってください。自宅で使用している歯ブラシは、できるだけキャップはせず、水気を切った後は風通しの良いところで保管してください。

4.  毛先が触れ合わないように別々に保管

同じコップの中など、異なる歯ブラシの毛先が触れてしまうような近い距離で保管すると、細菌が他の歯ブラシに移ってしまいます。歯ブラシスタンドや、鏡などに取り付けるフックなどを利用し、他の歯ブラシと接触しないよう、1本1本分けて保管しましょう。最近では、歯ブラシを除菌する機能がついた歯ブラシスタンドなどもあり、携帯用の小さいサイズも販売されています。歯ブラシを除菌した状態で保管すれば菌が繁殖する心配はありません。このように歯ブラシを適切に除菌し保管することは、お口の中のトラブルだけでなく、風邪などの病気の予防にも効果があります。

いかがでしたか?おうちでの歯ブラシの保管方法に思い当たる部分はあったでしょうか?

少しでも参考になり、ご活用していただければと思います。

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歯間ブラシの使い方

歯と歯の間は、歯ブラシの毛先が届きにくく、プラーク(歯垢)が残り易いため、虫歯や歯周病が発生しやすい場所です。歯と歯の間のプラークは、歯ブラシだけでは60%程度しか取り除けませんが、歯ブラシと歯間ブラシを併用することで90%近くのプラークを取り除けることが報告されています。毎日のケアには、ぜひ歯と歯の間のお手入れも取り入れましょう。

  1. 歯間ブラシは、最低でも1日に1回は使用しましょう。
  2. 歯間ブラシを使う時は鉛筆を持つように把持し、歯茎を傷つけないように鏡を見ながらゆっくりと歯間部に入れて下さい。
  3. 使用後の歯間ブラシはしっかりと洗浄し、歯ブラシと同様に保管して下さい。
  4. 歯間ブラシの毛が乱れてきたら、新しい物に交換して下さい。

歯間ブラシは様々なサイズがありますので、自分に合う物が分からない方は、五條歯科医院までお気軽にお越し下さい。詳しい使用方法なども、分かりやすくご説明させていただきます。

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チェックアップシリーズ

今回は、五條歯科医院で取り扱っている歯磨きペーストの中から「チェックアップシリーズ」について、ご紹介させていただきます。

「チェックアップシリーズ」には、全てにフッ素が配合されています。

フッ素には主に以下の3つの働きがあり、この働きにより虫歯予防に効果を発揮します。フッ素をうまく取り入れて虫歯予防をしましょう。

1.歯を強くする働き

フッ素が歯に取り込まれ、虫歯に強い(溶けにくい)歯を作ります。

2.再石灰化を促進する働き

自然治癒が可能な初期虫歯では、治癒を助けることが出来ます。

3.虫歯菌を抑制する働き

フッ素が歯垢(プラーク)に入り、歯を溶かす酸が作られるのを抑制します。

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<チェックアップ スタンダード>

日常の使用に適したフッ化物配合の歯磨きペースト

特徴

  • フッ素がお口の中のすみずみまで広がりやすいソフトペースト。
  • 歯や歯茎にやさしい低研摩材。
  • 少量洗口に適した少ない泡立ち、やさしい香料。 歯の根面が露出したお口におすすめの虫歯予防歯磨きジェル

<チェックアップ ルートケア>

特徴

  • フッ素がエナメル質と象牙質の虫歯を予防し、象牙質表面をコーティングします。
  • 象牙質にもやさしい研摩材無配合。
  • 少量洗口に適した少ない泡立ちで、やさしい香料。
  • 高齢者にも見えやすいクリアブルーのジェル。

<チェックアップ コドモ>

日常の使用に適した子供用のフッ素配合の歯磨きペースト。

特徴

  • フッ素がお口の中のすみずみまで広がりやすいソフトペースト
  • 歯や歯茎にやさしい低研摩材。
  • ※)当院ではストロベリーとグレープを取り扱っております。
  • ・お子様に好まれる香料とかわいいキャラクター。

<チェックアップ ジェル>

いつもの歯磨きに加えて使用するフッ化物配合ジェルです。

 

特徴

  • フッ素がお口の中に広がりやすいソフトジェルです。
  • 研摩材無配合でやさしい香料

※)当院ではピーチ味を取り扱っております。

<チェックアップ フォーム>

泡がお口の中のすみずみまでいきわたるフッ素配合フォームです。

特徴

  • 泡がお口の中のすみずみまでいきわたるのでフッ素が効果的に虫歯を予防します。
  • マイルドな香料なので、すすぎが簡単です。
  • 研摩材無配合なので、歯や歯肉にやさしいです。

※)当院では、うがいのできない乳幼児や高齢者の方におすすめしております。

気になるものがあれば、ぜひお気軽にスタッフへお声がけください。

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うす昆布茶うがい〜お口の乾きが気になる方へ~

皆さんドライマウスはご存じでしょうか。ドライマウスとは、さまざまな原因により唾液の分泌が減少し、口腔内が持続的に乾燥している状態をいいます。ドライマウスは、その予備軍を含めると日本国民の4人に1人が罹患しているといわれています。男女比は1:3で、年齢は50歳以上からが多くなります。自覚症状としては、口の中が乾く、喋りにくい、乾いたものが食べにくい、食べ物が飲み込みにくい、味を感じにくい、入れ歯が痛い、虫歯ができやすい、口臭が気になる、などがあります。これらは本来、唾液の働きにより防止されていますので、唾液は非常に重要なのです。唾液がたくさん分泌されるように工夫をしましょう。

唾液の分泌を促進する方法はいくつかあり、よく噛むこと、病気を治すこと(糖尿病、自律神経失調症、鼻炎など)、保湿剤の使用、ストレスの軽減、唾液腺マッサージ、うす昆布茶うがいなどがあげられます。これらの中で、今回は「うす昆布茶うがい」をご紹介します。唾液の分泌を促す味といえば、酸味を想像される方が多いかと思います。酸味には唾液分泌促進の効果がありますが、持続時間が短いのです。それに比べ旨味での唾液分泌効果は、20分以上持続することがわかっています。この旨味を利用する方法として、「うす昆布茶うがい」があります。

<うす昆布茶の作り方>

昆布を使用する場合:水500mℓに対して40gの昆布を一晩浸す

市販の昆布茶を使用する場合:指定の3倍程度に薄める

30秒ほど口に含み、味覚を刺激します。その後は飲んでも吐き出しても良いです。1日10回2週間ほどで改善を実感できるといわれています。ぜひ試してみてください。

五條歯科医院では唾液の量はもちろんのこと、性質、細菌量も調べることが出来る「唾液検査」を行っています。ご興味のある方は、お気軽にスタッフまでお声がけください。

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使用後の歯ブラシの保管方法

歯に付いた汚れや細菌を除去し、健康な歯を守ってくれる歯ブラシ。しかし、使用した歯ブラシを間違った方法で保管すると、表面に付着した細菌が増えてしまう可能性があります。そして、細菌の増えた歯ブラシを口に入れることは、食中毒の原因にもなりかねません。そこで今回と次回は、使用後の歯ブラシの保管方法についてお話ししたいと思います。

イギリスのある大学の研究によれば、使用直後の歯ブラシの表面に付着した細菌数は、おおよそ1億個以上とのことです。また保管方法によっては、さらに細菌を増殖させている可能性もあります。もともと人のお口の中には多くの細菌がいますが、歯を綺麗に磨くはずの歯ブラシに、すでに多くの細菌が付着していると考えると、あまり気持ちの良いものではありません。

以下に、細菌が増えてしまいがちな保管方法をご紹介します。

1.一つのコップに家族全員の歯ブラシを保管している

1つのコップなどに複数本の使用済み歯ブラシを保管している場合、互いの毛が触れ合うことで1つの歯ブラシを共有しているのと同じ状態になってしまいます。このことにより、歯周病や虫歯の原因菌を移したり移されたりしてしまう可能性があります。

2.使用後の歯ブラシを濡れたままにする

例えば洋服も濡れたまま放置しておくと、雑細菌が増殖し異臭がします。歯ブラシも同じで、濡れたまま放置しておくことにより、乾燥した状態に比較して、より早く細菌が増殖してしまいます。特に要注意なのは、歯ブラシのヘッドにキャップをして保管することです。濡れたままの歯ブラシにキャップを付けてしまうと、細菌の増殖だけでなくカビの原因にも繋がります。

3.ユニットバス内や台所での保管

お風呂とトイレが一緒になったユニットバスの場合、トイレの細菌が歯ブラシに付着する可能性が高くなります。ユニットバスのある家にお住まいの方は、なるべくトイレから遠い場所に保管するのがおすすめです。また、台所は食品を扱う場所であるため、食品からの細菌が付着することもあります。台所に保管する場合も、水道から離れた場所に保管しましょう。

4.歯ブラシを適切に取り換えていない

「歯ブラシは毛先が広がってきたら替える」という方も多いですが、古くなった歯ブラシは細菌が増殖しやすくなっています。一般的に、1日3回歯磨きをする方の歯ブラシの交換時期は、約1ヶ月毎が目安とされています。

おうちの歯ブラシの保管方法を、あらためて確認してみて下さい。

次回は正しい歯ブラシの保管方法をご紹介していきたいと思います。

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高血圧症の患者さんへの食事指導について

こんにちは、五條歯科医院で受付を担当しております日比と申します。今回は高血圧症の患者さんへの食事指導についてお話ししたいと思います。

高血圧症は、はっきりした症状が無いことが多いのですが、血圧が高いと心臓、脳、腎臓などの臓器に負担がかかり、機能障害が徐々に進むことがあります。また血管では、例えば脳や心臓の血管が狭くなり、その部位が血のかたまりなどでふさがれると、その下位にある組織が壊死してしまうことがあります。このように高血圧症では、種々の臓器や血管に様々な悪影響が発現する危険性が高まるため、できるだけ早期の食習慣の改善が勧められます。

まず高血圧症の方が気を付けなければならないのは、塩分の摂取を控えることです。食塩摂取量が多い方ほど、血圧が高くなる傾向があることが知られています。日本人は「和食」文化により、味噌や醤油などから塩分を多く摂る傾向にあります。例えば味噌汁では、汁の量が多いと塩分を摂りすぎることがあるため、なるべく具沢山にしましょう。次に、市販のだしは塩分が濃いため、昆布やかつおなど、天然のものを使用しましょう。さらにその他の料理でも、香味野菜や香辛料で香りや風味を生かし、塩分の含まれた調味料の量を減らしましょう。

以上を参考に、ぜひ減塩を試してみてはいかがでしょうか。

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妊婦の歯科治療

“妊娠中は歯の治療が出来るのか?”

“治療をしてもお腹の赤ちゃんに悪い影響はないのか”

など心配される方もいらっしゃると思います。

妊婦さんでも歯科治療は受けることができます。

基本的には、歯科治療は安定期(妊娠5~7か月)に行うのが望ましいとされています。

歯科で通常よく撮影されるエックス線写真は、撮影時に照射される放射線の量はごくわずかで、さらに防護エプロンを使用します。また、歯科で局所麻酔薬として一般的に用いられるリドカインも、主にお母さんの肝臓で分解されるためお腹の赤ちゃんには影響がないと言われています。

今まで歯科に通っていない方は、妊娠を機に自分のお口の中の状況を把握してみましょう。そして、生まれてくる子供のためにお母さんのお口の中を綺麗にしておくことはとても大切なことです。

五條歯科医院は妊婦健診実施医療機関ですので、妊娠された方も安心していらして下さい。

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口腔ケア用品に含まれる殺菌成分(その2)

最近、歯磨き用のペーストや洗口剤は、虫歯予防や歯周病予防のために、殺菌成分を配合した製品も多く販売されています。今回はそのような殺菌成分(殺菌剤)について2回にわたってお話ししていますが、第2回目の今月は、各殺菌剤の特徴とその選択についてのお話しです。

前回のブログで書かせて頂いたように、現在、口腔ケア用品に配合されている代表的な殺菌剤としては、「塩化セチルピリジニウム(CPC)」と、「イソプロピルメチルフェノール(IPMP)」があげられます。また、お口の中の細菌は主に、唾液と共に漂っている浮遊性細菌と、歯などの表面に付着しているデンタルプラーク(歯垢)中の細菌とに大きく分けられます

CPCは、浮遊性細菌に対しては強い殺菌効果を期待できるのですが、デンタルプラークに対しては表面の菌にしか殺菌効果が得られません。これは、CPCがデンタルプラークの表面に電気的に強く吸着されてしまい、内部に浸透出来ないからです。従って、CPCを使う場合は、歯ブラシなどによりデンタルプラークを機械的に破壊した状態で用いるのが効果的といえます。

これに比較してIPMPは、水になじみやすい性質(親水性)と、水になじみにくい性質(疎水性)の中間の性質であるため、デンタルプラークの内部に浸透しやすい特徴があります。従ってCPCに比較し、表面でストップしてしまうことが少なく、デンタルプラーク内部の細菌に対して、より有効であることが分かっています。

では、CPCを使うのをやめて、IPMPにすれば良いのでしょうか?

実は、IPMPはCPCに比較して、浮遊性細菌に対してはその殺菌効果は10分の1程度しかありません。つまりIPMPは、デンタルプラークに良く浸透して内部まで殺菌効果を発揮しますが、しっかりブラッシングしてデンタルプラークを機械的に破壊し、浮遊性細菌にしてしまった後は、逆にCPCの方が殺菌効果は強いのです。このことから、浮遊性細菌に対してIPMPを用いる場合は、CPCに比較してより長い時間をかけて殺菌しなければならず、ブラッシング時間などを考慮する必要が生じます。

実際の患者様では、歯並びや生活環境の違いなどで、浮遊性菌やデンタルプラークの状況も様々です。口腔ケアを的確に行うためには、殺菌剤ひとつとってみても、やはり専門家による口腔内状況の正確な診断と、口腔ケアプログラムの立案が必要です。

五條歯科医院では、口腔ケアのプロフェッショナルスタッフが、それぞれの患者様に合った的確な口腔ケアプログラムを立案し、ご提供させて頂いております。ご興味のある方は、ぜひお気軽に五條歯科医院までご来院下さい。

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