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歯科用語集

・は・

は行

バー

有床義歯に使用され、咬合力に耐えられる程度の幅、厚さを持つ金属性の坊のこと。パラタルバー、リンガルバーが代表的なものである。 義歯床の面積を小さくする、2つの義歯を連結させる、維持装置を連結させる、義歯の安定と強化を図るなどの目的で使用される。

バー

頭部に切削刃を持つ、切削・研削器具類のこと。ハンドピースに装着して使用される。

バキューム

歯を削る際に出た粉塵や、口腔内にたまった唾液、血液、水などをモーターの動力によって吸引して取り除く装置。

抜歯(抜歯手術)

保存が不可能と判断される歯牙を歯槽から摘出すること。 通常は1.5%加算加水疎水などの消毒薬の塗布によって口腔内の消毒を行った後、局所麻酔(通常は浸潤麻酔)を施し、次いで刃の環状じん帯を切離しエレベーターで歯牙を脱臼させ抜歯鉗子にて抜去する。このようにエレベーターと抜歯鉗子のみで抜去できる場合(普通抜歯)と歯根のわん曲、離開、根尖の肥大、歯槽骨との癒着などのために骨を削ったり歯根の分割を必要とする場合(難抜歯)、顎骨内に埋まっている状態の刃を抜去する場合(埋伏歯抜歯)がある。 抜歯後は抜歯創を消毒し、必要に応じて歯槽骨を骨やすりなどで平らにする処置を行い、縫合、滅菌ガーゼによる圧迫止血をする。
☆ 歯槽:歯根がはまり込んでいる顎骨の穴のことで哺乳類およびワニに見られる。歯槽骨とは歯槽の壁を構成している骨のこと。

抜髄

歯髄の除去療法の一種で、歯髄を全て除去する治療法。回復不能な病的歯髄を除去し患者の苦痛を緩和するとともに根尖の歯周組織の病変を防ぐ目的で行われる。 除痛法の違いによって麻酔抜随と失活抜髄に分けられるが、最近では失活剤の使用が好ましくないという理由から麻酔抜随が行われることが多い。 髄室開拡を行い、根管を確認した後、抜髄針(クレンザー)を根管に挿入し、軽く回転させて歯髄を絡ませ除去する。

パノラマ撮影

上下顎全体を1枚ないし2枚のフィルムで撮影するX線撮影の方法。 口腔内に筒状のX線緩急を入れて撮影するパナグラフィーと、患者の顔の周囲をX線管球とフィルムが回りながら撮影するパントモグラフィーとがある。パノラマ撮影はフィルムを口腔内に入れないので患者の不快感が少なく、顎の全体像の把握に適している。画像の鮮鋭度は口腔内X線撮影法より劣るため、細部の状況をより鮮明に把握するには個々の歯牙の単純撮影を合わせて行う必要がある。

光重合型アイオノマー

グラスアイオノマーセメントの組成の一部を光重合レジンに置き換えたもの。光を当てるとレジンが硬化し、更に時間が経過するとグラスアイオノマーの化学反応が進んで更に硬化するもの。

光重合型複合レジン

光の照射により重合が開始され、硬化するレジンのこと。光の照射により常温で数十秒から数分間で重合硬化するため作業時間が著しく短縮され、光を照射するまで十号が始まらないため操作時間に余裕ができることなどの利点がある。

表面麻酔

粘膜に麻酔剤を塗布または噴霧して表面近くの知覚神経終末枝を麻痺させる麻酔方法のこと。注射針の刺入時の痛みや粘膜の処置に対しての痛みを軽減する目的で行われる。また、歯石除去、歯肉圧排、孔と防止にも用いられる。表面麻酔剤にはペースト状のものや液状、スプレー状のものなどがある。

ファイル

根管の拡大形成時に使用する器具。重荷、根管の長軸方向に往復させヤスリのように根管を削ったり形態を整える際に使用される。

複合レジン

コンポジットレジンとも呼ばれる。前歯部を充填する材料として開発された、審美性の高い、歯質に類似した色調の充填材料のこと。 コンポジットとは有機質(レジン)と無機質(ガラス粉など)の複合材料という意味である。

フッ化物洗口

う蝕予防のためにフッ化ナトリウム溶液を用いてうがいをすること。 主に保育園、幼稚園、小学校で集団的に実施されている方法で、低濃度のフッ化溶液を長期間にわたって繰り返し歯に作用させることができるので、フッ化物の急所応用法としてはもっとも好ましいとされている。 実施に際しては、フッ化物洗口液を口に含んで30秒から1分間のブクブクうがいを行う。萌出間もない歯のう蝕予防に効果的であるが、洗口が上手くできないよう時や障害児には不向きな方法である。

フッ化物塗布(フッ素塗布)

う蝕予防のために歯科医師や歯科衛生士が直接フッ化物溶液を紙面に塗布する。方法は綿球にフッ化物溶液をしみこませて塗布する方法、専用のトレーによる方法、イオン導入法がある。2%フッ化物ナトリウム溶液(2週間以内に4回塗布を年に2回行う)、8%フッ化第一スズ溶液(年1〜2回)などが用いられる。 塗布の時期は葉の萌出直後が一番効果的であるとされている。

フック

維持装置の一種。鉤のレストだけのような形の金属製の小突起で主に臼歯の咬合面にかかり咬合圧による義歯の沈下を防ぎ、安定を図るものである。

プラークコントロール

口腔内を絶えず清潔に保つために一定の管理を行うことを言う。特にブラッシング(歯ブラシによる清掃)は、う蝕や歯周疾患の原因となるプラークが紙面や歯肉に付着・沈着することを防ぐ有効な方法である。ブラッシングは歯肉に適度な刺激を与えて決行を促進させ、歯と歯周組織を健全に保つことが目的であり、また補綴物の予後維持などに重要な役割を有するため、近年の歯科治療の体系の中に積極的に取り入れられている。 その他薬剤を使用してプラークを抑制する方法や、糖分の摂取を制限する方法などがある。

フラビーガム

歯の喪失後は粘膜により被覆された顎堤が形成されるが、通常と異なり、この顎西部の粘膜がこんにゃくのように分厚く移動性を持った状態のこと。原因は咬合の不均衡、不適合な義歯による刺激を長期間にわたって受けたことなど、ほとんどが補綴物の不良に基づくものである。 好発部位は上顎前歯部であり、下顎前歯部の残っている症例において上顎がフラビーガム状態となることが多い。下顎前歯による上顎前歯部を突き上げる咬合力が原因と考えられる。 ブラビーガムは義歯の安定の妨げとなることから、義歯作製に先立ってブラッシング、マッサージまたは粘膜調整材を用いて顎粘膜改善を図る必要がある。

ブリッジ

→架工義歯と同じ

平行測定

架工義歯の製作時に支台歯間の平行関係の測定を行うこと。口腔内で直接行う場合と模型を制作して行う場合とがある。

補強線

義歯床の破折や変形を防止するために床の中に埋め込む金属線のこと。

保持装置

中間義歯(左右と中間に欠損部意がある義歯)の中間で孤立した欠損部位(前歯部)へ人工歯を取り付けるために、局部義歯の鋳造バーまたは屈曲バーにろう着される金属製の小突起のこと。これを支えとして人工歯を取り付ける。

補綴隙(ほてつげき)

歯の欠損を補綴する際に、補綴歯の幅が欠損部の幅と釣り合いが取れず、わずかな隙間ができることがある。このような場合に隙間を補綴するものを補綴隙という。 局部義歯で必要とする場合は前歯部ではレジン隙、臼歯部位では金属隙を使用する。

ポンティック

架工義歯において欠損部分を補綴する人工歯のこと。支台歯に装着される支台装置に連結されて架工義歯を構成している。 咀嚼および発声機能、審美的要素を回復し、さらに装着後の違和感がなく、清潔で歯肉への悪影響がなく、咬合圧その他の外圧に十分耐えられる必要がある。



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