かかりつけ医のメリット

大きな総合病院に患者さんが集中してしまい、待ち時間が長くなる、救急患者の受け入れが困難になる、勤務医の労働環境が過酷になる、などが問題化しています。

 

このような問題解決の為に、国や地方自治体は従来から「かかりつけ医」を中心とした医療連携制度を提唱していますが残念ながら実現には至っていません。

 

この「かかりつけ医」には、患者さんにとってどんなメリットがあるのでしょうか?

 

まず、普段から「かかりつけ医」と患者さんが既往症や現在の体調について継続的な診察をしていると、何か異状があった場合に患者さんの体を熟知しているので、どの診療科のどの検査が必要なのかを適切に指示できるのです。

 

例えば、メタボリックシンドロームなど生活習慣病の対策などは「かかりつけ医」の最も重要な役割といえるでしょう。糖尿病や高血圧などの発症は20~30代の生活習慣が大きく影響することが知られていますが、患者さんの体質によって発症リスクや治療開始の時期も異なっています。

 

普段から診察を受けている「かかりつけ医」であれば、患者さんの体調の変化を迅速に察知して、適切な時期の精密検査や、各々の体質に合った生活改善法を提案できるのです。

 

日本人の死因の上位を占める心筋梗塞や脳梗塞などの急性疾患で命を落とす人を減らすためにも「かかりつけ医」は重要な役割を果たすのです。