レントゲンの歴史

X線は1895年11月に当時の南ドイツのウィルヘルム・コンラッド・レントゲン博士によって発見されました。

 

レントゲン博士は陰極線(電子線)の研究を行っていたところ、放電管から少し離れたスクリーンが光っていることを発見しました。

そして、放電管とスクリーンの間に物体を入れるとスクリーンに物体の影が写ることが分かったのです。

これがX線の発見です。

 

彼がX線を発見したのは50歳の時でした。

実験を始めた翌月にはX線の発見に至ったといわれていて、レントゲン博士の凄さがうかがえます。

これにより1901年に第1回ノーベル物理学賞を受賞して、一躍「時の人」になるわけですが、彼は自分の発見したものを「レントゲン」と呼ばれることは好ましく思っていなかったといわれています。

X線の発見に至るまでには、他の物理学者が考えた装置や理論を多く使っていたために、彼は「私一人の功績ではない」と考えていたのです。

 

レントゲン博士は研究肌や凝り性の人にはよくありがちな人前に出るのが嫌いだったようで、実演や講演自体も大嫌いだったといわれています。

金銭欲とか名誉欲などとは無縁なレントゲン博士は、ノーベル賞以外の全ての賞を断り、X線に関する一切の特許を取得しなかったのです。#

 

レントゲン博士はX線が人類のために広く利用されることを望んでいたのです。