掌蹠膿疱症

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)という難しい字の病気があります。

 

掌蹠膿疱症とは、主に手のひらや足の裏に膿みのたまった疱(膿疱という)が多くできる皮膚病です。

この膿疱自体は無菌性で、しばらくするとガサガサになって良くなったり悪くなったりを繰り返し、約10%の割合で胸肋鎖骨関節や脊髄に関節炎を併発することがあるのです。

特に、胸肋鎖骨骨化症を合併する場合が多く、上胸部の痛みや運動制限が見られることがあります。

2005年の厚生労働省の調査によると、全国に約26000人の掌蹠膿疱症の患者がいると報告されています。

発症の初めでは手あれと間違えやすい、難治性の掌蹠膿疱症は、本来は体を守るための免疫が暴走して手足に症状が出る病気なのです。

 

この掌蹠膿疱症の原因としては、溶連菌やスーパー抗原に対する免疫反応の異常、 IgA腎症の原因ともされる慢性扁桃炎(扁桃病巣感染症)、ビタミンの一種であるビオチンの不足や喫煙、等の他にむし歯や歯肉炎などの病巣感染等が挙げられています。

 

歯の根元の先端部分にできた嚢胞のことを歯根嚢胞といって、主に細菌感染や、物理的、科学的等の刺激が加わったことによって、神経や血管(歯髄)が壊死した歯や歯髄を除去した歯に起こります。

歯髄のある部分を根管と呼びますが、根管内に何らかの感染が起こると根の先端を通じて顎の骨にも膿がたまります。

 

歯根嚢胞による炎症が強くなり嚢胞が大きくなると顎の骨を溶かすこともある病気ですが、この細菌が掌蹠膿疱症の原因になっている場合があるのです。