肺炎

高齢者の方が亡くなる原因として、近年多いとされているのが肺炎です。

肺炎は日本人の死因別死亡率の第4位を占め、肺炎で死亡する患者さんの92%が65歳以上の高齢者とされています。

この肺炎の年齢別死亡率は、70歳を超えると急激に増加することが報告されているのです。

高齢者は免疫機能の低下により感染症のリスクが高く、高齢者における誤嚥性肺炎による死亡が社会問題となってきています。

健康な人であれば、肺や気管は嚥下反射、咳反射など身体が生理的に反応することによって、口腔細菌が侵入するリスクから保護されています。

しかし、高齢者になるとこれらの生理機能が衰える為、自らの唾液や消化管内容物を口腔内細菌とともに、慢性的に誤嚥することが多くなってしまうのです。

これによって、免疫力の低下した高齢者では誤嚥性肺炎を発症してしまいます。

この「誤嚥性肺炎」も歯周病菌が大きな原因となっているのです。

特に寝たきりの高齢者に多くみられる誤嚥性肺炎ですが、口の中が細菌の少ないきれいな状態であればリスクを減らす事ができます。

したがって、誤嚥性肺炎の予防には丁寧なプラ—クコントロールが必要になってきます。

また、忘れてならないのが義歯に付着した細菌です。

日々の義歯清掃も誤嚥性肺炎の予防には欠かせないものなのです。

口の中を日頃から清潔にして歯周病を予防することが、誤嚥性肺炎を防ぎ、命を救うことにも繋がるのです。