胃炎

以前はあまり知られていなかったピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)ですが、近年、このピロリ菌が発する毒素が、胃炎や十二指腸潰瘍、胃ガンを誘発することが一般的に知られてきました。

このピロリ菌ですが、実は歯周病とも関連があるのです。

歯周病が進行していくと、歯茎の歯周ポケットが深くなっていきますが、そのポケットの中にピロリ菌と非常によく似た性質を持つ歯周病原菌(カンピロパクター・レクタス)が増加していきます。

そして、この歯周病菌とピロリ菌による免疫反応が同時に発生すると、「歯周病」と「胃の病気」の両方が悪化するとも言われているのです。

実はこのピロリ菌に感染していると、胃だけでなく唾液や歯垢(プラーク)からもピロリ菌が検出されることが報告されています。

通常のピロリ菌の治療は薬を飲んで胃の中だけの除菌を行なうだけで、口の中の感染は見落とされがちですが、実は口の中の除菌も同時にしていかないと胃の中の除菌をしても、口の中から再感染する恐れもあるのです。

また、お母さんに注意して頂きたい事があります。

ピロリ菌は唾液では感染しませんが、親がお子さんに食べ物を咀嚼してから与えると感染するリスクがあるのです。

大切なお子さんに、母親経由でピロリ菌に感染させないようにして下さい。