レントゲン‐発見から進化へ‐

現在では医療検査に広く使われているレントゲン(X線)は、今から約120年前の1895年、ドイツの物理学者だったヴィルヘルム・レントゲンが発見しています。余談ですが、この歴史的な電磁波の発見をした当のレントゲン本人はこの電磁波をレントゲンと呼ばれることを好まず、自らが実験中の仮の名称とした「X線」と常に呼んでいたのが今でもX線と呼ばれる名残りになっているのです。 その後、日本では1909年に国産の医療用X線装置についての第1号機が千葉県市川市の国立国府台病院に設置されています。一般の病院に普及するには、それ以降の年月を要しますがレントゲンの発見から国内への導入は迅速だった訳です。 高齢の方でしたら、子供時代に歯医者さんで手のひらサイズの丸くて薄いものを口の中に入れてレントゲン写真を撮っていた経験があるかも知れません。もちろん、その当時は画像も今ほど鮮明ではなかったのです。 現在ではX線の発生効率が上がり、フィルムの質が向上したので、迅速かつ少ない被曝量でデジタル画像ができるようになっています。さらに、現像の必要もなくコンピュータ上に画像を大きく表示できるようになっているのです。