海外トピックス‐オーストラリアの現状‐

欧米の色々な国の歯科事情を見てみると、いかに日本の保険制度が優れているかが実感できます。日本は欧米に比べると予防歯科の意識が低いと指摘されますが、これは日本の保険治療が安い点が影響しているともいえるでしょう。 日本では、歯科治療以外の様々な医療費にも国民健康保険や社会保険が適用され一般的には70%が公費で負担されています。保険適用の歯科治療でしたら数百円から数千円で収まることが多いのは保険の恩恵なのです。 近年、日本の旅行者に人気のオーストラリアでは、日本の国民健康保険に代わるメディケアと呼ばれる保険は一部の条件を除いて歯科治療費には適用できません。ですので、多くのオーストラリアでの歯科治療はすべて自費で支払うことになります。 ただ、セラミッククラウン、セラミックインレー、ホワイトニング、歯列矯正に関しては日本でも保険適用外ですので日本もオーストラリアと大差はありません。 両者の差は保険適用の部分になります。例えば、日本だとむし歯のケースでは保険が使える範囲内の治療をすることが多く、大きなむし歯を治療する場合は銀歯を入れるのが主流ですが、オーストラリアでは銀歯の詰め物をしないでセラミッククラウンの治療をするケースが大半なのです。 セラミッククラウンの治療費自体は日本とほぼ同じ治療費になりますが、日本のように安い治療を選択できなくなっているのです。