糖尿病と歯周病①

糖尿病と歯周病はどのような関係があるかご存知でしょうか。今回と次回の2回にわたって、お話ししたいと思います。

糖尿病とは、インスリンの作用が充分でないため、ブドウ糖が有効に使われずに血糖値が高くなっている状態のことです。糖尿病にはⅠ型糖尿病とⅡ型糖尿病があります。Ⅰ型糖尿病は、自分自身の免疫の異常反応により起こるため、インスリンを注射する治療が必要です。Ⅱ型糖尿病は、複数の遺伝子的因子に、過食、運動不足、肥満、ストレスなどの体に悪い環境因子と加齢が加わり発症します。日本における糖尿病患者の約90パーセントがⅡ型糖尿病と言われています。

糖尿病で、最も気を付けなければならないことは合併症です。糖尿病が進行し高血糖状態が続くと、体の中の防御反応の能力が低下して感染症にかかりやすくなります。糖尿病の3大合併症は糖尿病神経障害(抹消神経のしびれなど)、糖尿病網膜症、糖尿病腎症です。その他にも動脈硬化性の病気の原因ともなります。

みなさん、歯周病は歯周病菌による感染症であることにお気づきでしょうか。従って、体の免疫力が低下すれば歯周病が重症化するリスクが高くなります。このように糖尿病により歯周病に対するリスクが高い方が、お口の健康を保ち、歯を失わないためにはどうしたらよいか次回お話したいと思います。

関連する歯周病治療のページはこちら