鼻呼吸できていますか?

先日、「あいうべ体操」の講演会に参加してきました。「あいうべ体操」とは口腔周囲筋(口の周りの筋肉)を鍛える体操のことです。テレビや本などでも紹介されているので、すでにご存じの方も多いかと思います。私も本では読んでいたので、やり方や効果はなんとなく分かっていました。しかし今回、その本をお書きになったご本人から直接お話を聞くことにより、さらに「あいうべ体操」を深く知ることができたのと同時に、病気と口は密接な関係があると、あらためて感じました。

この体操は口腔周囲筋を鍛えることで、「口呼吸」から「鼻呼吸」に改善するのが主な目的です。口呼吸では鼻呼吸と違いブロックするものがほとんど無いため、悪い菌などがお口から直接入りやすく、そのため病気になりやすくなるといわれています。また歯科に関連することとしては、歯並びが悪くなったり、お口が乾燥することで虫歯や歯周病になるリスクが上がったりします。

電車の中で口を開けて寝ている人をよく目にしませんか?周囲に“いびき”をかいて寝ている人はいませんか?意識して周りを見ていると、いつも口が開いている人って意外と多いと感じます。私は鼻呼吸がきちんと出来ているつもりでしたが、意識してみると口呼吸になっていることも多く、ずっと鼻呼吸を維持するのは結構難しいものなのだと実感しました。

講師の今井先生は“鼻呼吸を日本の文化に”が目標とおっしゃっておりました。まずは自分の周りの人に鼻呼吸の大切さを伝え、そしてその方々からさらに周囲の人達に伝わっていって頂けたら良いと思っています。

そしてもうひとつ今井先生がおっしゃっていて心に残ったのが、“病気の原因は別のところにある”ということです。なるほど、と思いました。病気になったとき、その原因を治そうと薬を飲んだりしますが、生活習慣を見直すなど、全く違う視点で考えてみることも大切だと感じました。虫歯ができたから削ってかぶせ物をして終わりではなく、なぜ虫歯になったのか、今後また虫歯にならないようにするためにはどうしたらよいのかを考えることも重要であると、あらためて認識しました。

「命の入り口」であるお口が汚れていることは、全身的な病気にも大きく関係してきます。私たちと一緒に、綺麗なお口を目指しませんか?