ランパントカリエス

「ランパント・カリエス」という言葉を、ご存知でしょうか?
ちょっと聞き慣れない言葉だと思いますが、歯科用語で言うと「う蝕多発症(うしょくたはつしょう)」や「汎発性う蝕(はんぱつせいうしょく)」とも呼ばれている、主に子供に見られる大規模かつ広範囲なむし歯のことです。
「ランパント・カリエス」とは分かりやすく言うと、かなり進行した重度のむし歯が一度に多数の歯に見られる状態のことを言います。
一般的にはむし歯になりにくいとされている下の前歯も含め、非常に広い範囲がむし歯に侵されてしまいます。
症状が進んで多くの歯が溶けてしまって崩壊すると、当然ながら噛みあわせにも悪影響が出てくるのです。
糖分を過剰に摂りすぎていたり、間食などで食事の回数が多くなるとランパント・カリエスになりやすくなります。
もちろん、ブラッシング不足などで汚れの除去ができていないと更に発症のリスクが増していきます。
乳歯のうちは歯の質が弱くむし歯になりやすいので、永久歯に生え変わったあとの歯と比べるとリスクが高いともいえるのです。
むし歯予防の概念が浸透した現在ではランパント・カリエスはあまり見られなくなりましたが、乳幼児の日頃からの糖分の摂取には細心の注意が必要なのは言うまでもありません。