悪い歯並びの弊害

日本に比べると海外の方が子供の矯正治療に積極的であるといわれています。これは悪い歯並びの影響が、将来的に看過できないほど大きくなってしまうのが一般的に周知されているからなのです。
では、歯並びが悪いと、どんな悪影響を及ぼしていくのでしょうか?
まず、歯並びが悪くなってくると余分な隙間ができたり逆に歯ブラシが届かなくなってしまい、プラークが付きやすくなり細菌も残りやすくなってしまいます。
結果的に口腔内が不衛生な状態になり、むし歯になりやすくなってしまうのです。
一時的にむし歯の治療をしても、歯の表面が不衛生になりやすい状態は改善されませんので、繰り返しむし歯になってしまうリスクが高くなってしまいます。歯並びはむし歯予防の意味からも、非常に重要になってくるのです。
また、唾液には細菌の繁殖を抑える働きがありますが、悪い歯並びによって唾液の分泌が十分でないと、口の中が乾燥してしまい細菌が増殖して歯周病のリスクが高まることになります。
人間の歯は顎の骨の中に埋まった状態で生えていますが、顎の骨と歯の大きさが合わないと、八重歯のように顎の骨から歯が押し出されて歯茎が下がってしまいます。
このように歯並びが悪いと日常的にに歯が押し合っている状態となり、当然のごとく噛み合わせが安定しません。
若い時は顎の関節や筋肉に柔軟性がありますが、年齢を重ねてこれらが硬くなってくると噛み合わせの変化に対応することができなくなってしまいます。そうなってくると、顎関節症の危険性が高まってくるのです。
人の印象は口元からといわれますが歯並びが悪いことでコンプレックスを持っていると、口を大きく開けて笑えなくなったり、人付き合いに消極的になったりする人も多くいます。
そういったメンタル面も悪い歯並びの悪影響といえるでしょう。