矯正治療の流れ

初めての矯正治療になると、患者さんは多くの不安を抱えていらっしゃると思います。
相談を兼ねた初診では、患者さんのの希望や疑問を聞いた上で、口の中や顔の骨格を診察していく事からスタートします。
その患者さんに最も適した治療計画を立てるために、レントゲン撮影や歯の型取り、口の中と顔の写真撮影などを行って現在の歯と骨格の状態を慎重に確認していきます。
歯の矯正治療は単なるむし歯治療と違って、長い期間をかけて歯並びや噛み合わせを正しい状態にしていく治療になります。まずは担当の歯科医からレントゲンなどの検査結果に基づいて治療方法や期間、そして費用についての説明があり、その上で患者さんが全ての面で納得して治療に臨めるように話し合いながら治療計画を立てていきます。
矯正治療は歯科医と患者様が綿密なコミュニケーションを図りながら進めていく共同作業ともいえるのです。
矯正治療の過程で、絶対に避けなければいけないのがむし歯です。
治療段階でむし歯が見つかれば、一旦矯正治療を中断して一時的に矯正装置を外し、むし歯の治療を優先しなければいけません。
むし歯の問題をクリアしたら矯正治療のスタートです。
初めてブラケット(矯正装置)を装着する時は1~2時間を要します。
ブラケットをつけた直後は違和感を感じることがありますが、数日から1週間後には収まってくるので安心して下さい。
装置をつけた後は、症状によりますが3~8週間おきに通院して歯の状態チェックや状態に合わせた装置の調整を行っていきます(1回の治療時間は15分~1時間)。
この装置の装着期間の目安は最短で2年が目安ですが、症状や装置の種類によって変変動があります。
歯並びがきれいに整い、よく噛めるようになったら矯正装置を取り外しますが、歯は元に戻ろうとする性質があるので歯の位置がしっかり落ち着くまで1~2年の保定期間に入っていきます。
歯を支えている骨が矯正した歯並びに合わせてしっかりと落ち着くまでの保定期間には、取り外し可能な「リテーナー」という固定用装置を使いながら3ヶ月から1年間隔でメンテナンスに通院する事になるのです。
歯並びと噛み合わせが安定したら治療は終了になりますが、治療完了後も定期的に検診を受けられる事をお勧めします。