歯を安定させるリテーナー

リテーナーとは、一言でいうと矯正装置で動かした歯を安定させる大切な保定装置になります。
矯正治療による歯の移動は、ブラケットなどの矯正装置によって圧力をかけられた歯の周りの歯槽骨と呼ばれる骨が溶けて、その溶けた隙間に新しい骨ができることを何度も繰り返して起こります。
つまり、歯の移動が終わった後も歯の周辺の骨はしっかり固まっている訳ではなく、まだまだ不安定な状態なのです。
それだけではなく、歯と歯茎を結んでいる繊維の形は変化しないために、新しい歯の位置から元々あった歯の位置に引き戻そうとしています。
そんな不安定な歯の状態を保つ為の装置がリテーナーなのです。
リテーナーには取り外しのできる可撤式リテーナーと、取り外しができない固定式リテーナーがあります。
矯正治療を終えてから1年間は、歯がまだまだ後戻りしやすい状態なので取り外しができるリテーナーであっても、1年間は歯磨きをする時以外は常に装着しておかなければなりません。
リテーナーをはじめて1年位すると徐々に歯の位置が固定されてくるので、定期的な観察をしながら少しずつリテーナーを外す時間を増やしていきます。
最初は食事の時間だけ、次に1時間、次に3時間、そして次に6時間、その後に夜の就寝時のみ、というように段々と外す時間を延ばしていくのです。
個人差はありますが、リテーナーが必要な期間はブラケットなどの矯正装置をつけた期間と同じ位の2~3年ほどといわれています。