コルチコトミー手術

一般的な成人の上下顎の矯正治療を行った場合では、歯を動かす期間は通常2年を要しています。
しかし、歯列矯正とコルチコトミー手術を併用すれば矯正の治療期間を最短12ヶ月は短縮することが可能といわれています。
このコルチトミー手術とは、簡単にいうと骨にスジを入れて早く歯を動かす矯正方法になります。
矯正用ブラケットを装着する前に歯茎の手術を行い、歯茎の骨の代謝を促進して歯の動くスピード を早くしていきます。
外科手術というとリスクを心配されるかも知れませんが、手術自体は歯肉をはがして手術する歯槽膿漏の手術と同じで危険性はなく、入院する必要もなく2時間ほどで終わるのです。
このコルチコトミー手術の進め方としては、まず患部に局部麻酔をしたあとに歯茎に切開線を入れていきます。
次に歯肉を剥がして歯槽骨を完全に露出させたら、手術用タービンで歯槽骨にミゾを入れます。その後に歯肉を元に戻して縫合して、感染防止のためのパッキング剤で固定して手術が終了になります。術後は一般的な抜歯と同様に感染予防の薬が処方されて、抜糸は1週間後になります。
このコルチコトミー手術後、通常の矯正治療と同じようにブラケットを装着し歯を動かしていくのです。
コルチコトミー手術のメリットは、歯周組織の改善ができて治療期間が短縮できる点や、抜歯をせずに治療できるケースが多い点などが挙げられます。
しかし、この治療法は簡単といっても手術を伴いますので成人を対象としており、歯や歯槽骨の状態などを総合的に診断して施術が可能かどうかを慎重に判断しなければならないので、誰でも受けることができるわけではありません。