総合診療医制度

2018年度の新専門医制度スタートとともに、「総合診療医」の専門医教育が始まります。この総合診療医とはどのような医師なのでしょうか?日本専門医機構が公開している資料によると、総合診療専門医は次のような使命を持つものと記載されています。
「日常遭遇する疾病と傷害等に対して適切な初期対応と必要に応じた継続的な診療を全人的に提供するとともに、地域のニーズを踏まえた疾病の予防、介護、看とりなど保健・医療・介護・福祉活動に取り組み、絶えざる自己研鑽を重ねながら人々の命と健康に関わる幅広い問題について適切に対応する使命を担う。」
分かりやすくいうと、大きな総合病院ではサポートしきれない地域や介護を必要とする幅広い患者さん達に、より密接で適切な治療を提供できる地域に密着した診療医という事になります。
欧米では、従来からプライマリ・ケア医(総合医や家庭医など)が医療制度の一環として確立されていましたが、日本ではこれまでにそれを規定する身分や資格、制度がありませんでした。
しかし近年、国民の高齢化等による医療需要の変化などを受けて議論が重ねられた結果、「総合診療専門医」という専門医資格がスタートすることになったのです。