主治医の視点と家庭医の視点

主治医とは、比較的大きな病院における外来診療や入院診療における「担当医」という位置付けをされる事が多いのですが、、専門科目において患者の身体や健康、症状について最もよく理解し、かつ高度な治療知識を有している医師であることが期待されています。
つまり専門科目においてのプロのエキスパートという事になります。
家庭医というと、いわゆる近所の開業医をイメージしますが何か体調が悪くなると最初に診察を受ける医師といえるでしょう。
いわゆる「一次医療」に包括される家庭医の国際的定義がある学術書に記載されていました。
その内容を簡単に記します。
家庭医としてのプライマリ・ケアの「プライマリ」とは、「初期の」ではなく、「最も重要な」という意味で、「身体的、臓器別に見た一次医療の観点よりも広い意味合いを含んでいます。つまり、食生活や運動、喫煙や飲酒などの基本的な生活習慣に関するアドバイスから、頭痛や腰痛などの急性的な症状への対応、高血圧や高コレステロール、糖尿病などの慢性疾患、そして小児予防接種などの予防医療や、介護、生活支援なども含めて、我々の健康に関する全ての問題の9割以上に対応するのがプライマリ・ケアであり、日常に欠かせない重要なケアサービスとして位置づけられるべきものです。
つまり、主治医はある特定の疾患に対する専門的な医師、家庭医はそれよりも幅広い視点が求められる総合医療の性格を併せ持つ医師といえるのです。