予約なのに待たされる病院の仕組み



最近ではインターネットや携帯電話で、予約を簡単に取ることも出来るようになってきましたが、それでも電話での予約がまだ一般的です。
予約したのに待たされるといったこことがどうして起きていくのでしょう。


1ヶ月〜1週間前

初めは、それまでの診療を受けている人が、次回の予約を決めていきます。

次回の診療内容に応じて、必要な時間があらかじめ決められるので、この時点で比較的正確なスケジュールが組まれます。

3日前〜前日

僅かに残るゆとりを残して、ここからさらに初診予約(新規の来院予約)、予約のキャンセルや時間の変更が多くなります。

これらの変更が増えていくほど、少しづつ無理が重なりスケジュールがタイトになっていきます。

また、どうしても、夜間でないとこれない、土日でないと…などの患者さんの要望にこたえていくとほとんど重なり始めてしまいます。

当日

予約だけですでに1日のスケジュールがギチギチで綱渡りのような状態になります。

急患を受け入れれば、その分予約をした人が待つことになります。そのため予約した人を優先することが多くなり、急患として来院しても、1時間以上待たされてしまうケースが出てきます。

 

実際には,病院側も対策として、予約した人を待たせることなく、急患などにも対応できる時間的にゆとりのある予約設定にしているケースがほとんどです。

医療という病院の持つ役割を考えれば当然のことです。しかしながら、日本の医療制度上、歯を1本を治していくら(その人一人ではありません)という構造上、数多く診療しなくてはならないのが実情です。

つい最近まで、ベルトコンベアーに乗せるように診療を受けてはいませんでしたか?

先生と助手がかわるがわるやってきて、次から次へと診療するのが日本の保険診療のスタイルとなっていました。

当然、予約制でスムーズに行っている内はいいのですが、急患などが入ってくると(失礼)その流れが途絶え、待たせることにつながって来るのです。

 

一方、海外では、歯の急患を受け入れるどころか、ドクターがバカンスの長期休暇を取ってしまうという話があります。

実は歯は急に痛くなるのではなく、本当は痛くなったり治まったりを繰り返したり、何らかの違和感や歯に穴が開くなどの自覚症状が必ずあるはずで、それを放置しておいたのは、病院の責任ではないというのです。

 

歯は痛くなってから慌てて病院に連絡するのではなく、悪い部分があれば定期的な健診で治すもの。前もって休暇を取る期日さえ指定しておけば、何の問題も起こらないといわれます。

ここまで自己管理を求められるのも大変ですが、病院で1時間以上も待たされて「私は急患なのに、どうして……?」とならないためにも、日ごろから歯の状態に気を配っておくことをオススメします。


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