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・五條歯科医院の求める診療スタイル ・Dr募集要項 ・DH募集要項
・DA募集要項 ・勤務する歯科医院を見つける前にぜひ参考にしてください
勤務する歯科医院を見つける前にぜひ参考にしてください
開業して見えてきた問題点
私は大学院修了後、各種診療所を経て昨年、開業に至りました。常々、「人間は自分のために生きるべきですが、他人のために生きる意思のないものは決して幸せになれない」と肝に命じて診療に当たっております。開業から間もないですが、今、自分の考え を相手に伝える難しさを実感していると共に、勤務時代も含め数多くのスタッフの不満をつぶさに見てきて、その打開策を見出したいと考えております。
一般に、歯科医院のスタッフの不満は、勤務内容への不満でなく、
- 給与規定の不備
- 院長の感覚による人事考課
- 他業種同年齢者に比べ労働条件悪さ
の3項目におおよそ集約されています。
(1)〜(3)を改善するためには目標利益を上げることが最も効果的です。そのため、多くの歯科医院が90年代から夜間診療・休日診療に取り組むようになりました。それによって利益を上げる医院も増えましたが、そうでない医院が多いのもまた事実です。
増益に結びつかない要因はスタッフの定着率の悪化です。雇用環境への不満によりスタッフが退職、それに伴う募集・雇用経費の出費と労働効率の悪化、そして診療効率の低下へ。スタッフの不満解消のもとに実践したことが、かえってスタッフの離職を早めるという悪循環に陥っています。
この悪循環に疲弊して停滞・衰退していく歯科医院が約80%、悪循環を改善して一般的中小企業水準の雇用環境を確保する歯科医院が約20%、上場企業水準並の歯科医院は約3%、
このような比率で一般的に歯科医院は存在します。
歯科衛生士の仕事観への懸念
一方で歯科衛生士側の問題はないでしょうか。
Q.卒業後、歯科衛生士として勤務したい歯科医院の条件(回答、上位5つ)
- スタッフ間の人間関係がよい
- 給料がよい
- 週休二日など休みが多い
- 残業があまりなく、早く終わる
- 退職金規定がある
上は、岡山で歯科医院のコンサルタントを手がける中野朱美先生による衛生士学校在校生を対象にしたアンケート結果です。彼女は衛生士学校で教鞭をとった経験もあり、また現役の歯科衛生士でもあることから、上記のデータはあながち間違っていないと思います。
現在、日本全国どこでも歯科衛生士が不足しています。原因はいくつかありますが、日本での口腔衛生の啓蒙がなされてきたこと、それに伴って歯科衛生士の地位向上がなされたことがあるでしょう。もちろん、これらは賞賛すべきことですが、これによって歯科衛生士の給与が予想以上に膨らんでいるのも事実です。都内では、新卒の歯科衛生士の給与が4大卒のサラリーマンの給与を超えているケースも多く、私の診療所でも4大卒の職員以上の給与を出して確保しています。歯科衛生士の数に対して、歯科医院からの求人が大幅に上回り、既に歯科衛生士はバブル期のような状態となっております。
80年代後半に日本を襲ったバブル期、人不足に悩んだ一般企業は優秀な学生を採用するために多くの労力とお金をかけ、宴会や旅行、豪華な記念品、初任給の大幅アップなど派手な獲得合戦をしていたことは記憶にあるはずです。しかしその結果、バブル期に就職した社会人は苦労知らずと言われ、今では企業のリストラ対象になっているケースも多く見られます。
歯科衛生士も同様、ここ2〜3年の"バブル期"に就職した人は、アンケート結果に見られるように仕事に対する意識が低いが現状です。医療従事者であるにもかかわらず、彼女たちの頭には目先のことしかなく、「自分のスキルアップのために今の仕事をしている」と考えているのは10人中1人ぐらいです。最も大切にすべき「人間は自分のために生きるべきだが、他人のために生きる意思のないものは決して幸せになれない」という意識は欠落しています。
「何のために仕事をするか?」に対する答えがその人の「仕事観」ですが、これが積極的、肯定的、前向きである人ほど成長します。仕事観が消極的、否定的、後ろ向きである人は医院を辞め、楽な医院へと逃げ続け、やがて歯科衛生士を辞めて行くことになるのです。
私の経験では、卒業して1年間でその人の仕事観が固まると思います。 そういう意味でもどのような職場に勤めるのかは大変重要なのです。
歯科衛生士の"人生"にとっていい職場とは
いい職場とはどんな職場でしょう。先に記しましたように、80%の歯科医院は停滞・衰退し、もがき苦しんでいます。つまりそれは、歯科業界内での転職は80%の確率で成功しないということを意味します。どうすれば上位20%の歯科医院に就職することができるのでしょうか。そのためには、上位20%の歯科医院の労働基準環境の傾向を知る必要があります。その傾向は、
- 就業規則がある
- 給与・賞与に基準がある
- 人事考課基準がある
- オペレーティングが明確に示されている
- 定例のミィーテイングがある
の5項目を挙げることができます。
しかし、以上の項目を調べるすべを持っている新卒者はおらず、80%側に勤めては辞めていくのです。
大半の歯科衛生士は、自分の職場選びが非常に重要、という自覚がありません。一生を左右するかもしれない職場選びにもかかわらず、「家からの近さ」「条件」しか見ていません。そして雇用する歯科医院側も、超不足状態の歯科衛生士がやっと面接に来てくれたのだから多少意識が低くても仕方ない、と雇ってしまう。これが不幸の始まりです。
問題はこれだけに収まりません。仕事観が消極的、否定的、後ろ向きだと歯科衛生士の仕事だけでなく、歯科衛生士を辞めた後の人生にも大きな影響を与えます。
仕事に真剣に取り組んでこなかったことで、結婚生活や子育てにも「嫌々」「仕方なく」といった消極的、否定的、後ろ向きの姿勢がつきまとうのです。
これは、歯科衛生士にとってはもちろん、歯科業界、患者にとっても不幸なことはないでしょうか。
歯科衛生士と歯科医師が共に切磋琢磨して
どうしたら、このような事態を避けられるのでしょうか。
それには
「歯科衛生士の考え方を変える」
「医院の労働基準環境を明確にし開示する」
「長期に勤めてもらうために産休などの雇用条件の向上を行う」
などが対策に挙げられます。
このアプローチを始めたことで、五條歯科医院のスタッフはみな生き生きと仕事をしてくれるようになっています。私は一人でも多くのスタッフが、仕事のみならず人生に対して積極的、肯定的、前向きな考え方を持った女性、母親となり、さらにそのような姿勢を持つ子供を育てていくことを願って労働環境を作っていこうと考えています。
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