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金沢区金沢文庫の歯医者さん【五條歯科医院】 金沢区金沢文庫の歯医者さん【五條歯科医院】

歯ぐきが下がってきた?──金沢文庫で20年、予防歯科に取り組む五條歯科が解説します

2025年10月20日 [医院ブログ]

 

鏡を見て「歯が長くなった気がする」「すき間が目立つようになった」と感じたことはありませんか?
それは歯が伸びたのではなく、歯ぐき(歯肉)が下がっている=歯肉退縮のサインかもしれません。

歯ぐきが下がると見た目の印象が変わるだけでなく、知覚過敏根面むし歯の原因にもなります。
今日は、金沢文庫で20年にわたり予防歯科に取り組む五條歯科医院が、その原因と対策をお伝えします。

 

◆なぜ歯ぐきは下がるのか?──歯周病と生活習慣の関係

① 歯周病による骨の吸収
歯を支える「歯槽骨」は、歯周病が進行すると少しずつ溶けていきます。
それに伴い、上にある歯ぐきも下がってしまいます。
放置すると、歯を支える力そのものが弱まり、歯の動揺や喪失につながることもあります。

歯周病の初期段階では痛みが少ないため、定期検診を受けることが最も大切です。
当院では、歯周組織検査・CT診断・マイクロスコープによる確認を行い、
炎症や骨吸収の早期発見に努めています。


② 間違った歯磨き習慣
強く磨くことは「良いこと」と思われがちですが、
硬い歯ブラシや力任せのブラッシングは、歯ぐきを傷つけてしまいます。

特に、歯ぐきが薄いタイプの方は退縮しやすく、
「力を入れずにやさしく」磨くことが何より重要です。

当院の歯科衛生士は、患者さんの歯ぐきの厚みや磨き方の癖を分析し、
一人ひとりに合ったブラッシング方法と道具選びをサポートしています。

 

◆予防歯科の立場から考える「歯ぐき下がり」

五條歯科医院は、開業以来20年間、予防歯科の勉強会に所属し、科学的根拠に基づいた予防医療を実践してきました。
「むし歯や歯周病が起きてから治す」のではなく、
「起きないように管理する」という考え方が、当院の治療の根幹にあります。

歯ぐきの退縮も、早期にリスクを見極めれば、進行を抑えることができます。
そのために必要なのが、定期的なリスク評価と生活習慣の見直しです。

 

◆すでに下がってしまった歯ぐきには

歯ぐきが下がり、見た目やしみが気になる場合には、
症状に応じて次のような治療を行います:

・コンポジットレジン修復:歯の根元を樹脂でカバーし、見た目と知覚過敏を改善
・ラミネートベニア:薄いセラミックを貼り、審美性を整える
・再生療法(CTG/GTR/エムドゲイン):歯ぐきや骨を再生させる専門的治療

ただし、すべての症例に適応できるわけではありません。
まずは原因を正しく診断することが大切です。

 

◆金沢文庫の地域で“歯を守る文化”を

五條歯科医院は、地域の皆さんと共に“歯を守る文化”を育てたいと考えています。
予防歯科を継続することは、単にむし歯を防ぐだけでなく、
将来の生活の質(QOL)を高める医療だと私たちは考えています。

「歯ぐきが下がってきた気がする」
「歯を磨いてもしみる」
そんな小さなサインも、放っておかずにご相談ください。
金沢文庫で20年、地域とともに歩んできた当院が、
あなたの口の健康を生涯サポートします。

>>「歯周病治療」の詳細はこちら
>>「予防歯科」の詳細はこちら

◆参考文献(エビデンス)

No 文献タイトル 出典
1 歯肉退縮と歯頸部摩耗についての疫学的研究 J-Stage
2 歯周組織再生療法ガイドライン 2023 日本歯周病学会
3 トンネル形成術+結合組織移植の臨床報告 J-Stage

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