
五條歯科医院は、金沢文庫の住宅地で20年間、子どもからご高齢の方まで幅広い年代の方々の診療を続けてきました。開業当初から一貫しているのは、「地域の皆さまのお口の健康を長く守ること」 という姿勢です。
診療の中で、時折耳にするのが
「保険診療って、最低限の治療しかできないんですよね?」
という声です。
しかし実際には、保険診療には“歯を守るために本当に必要な工程”がしっかり含まれており、私たちも20年間の臨床を通してその有用性を強く実感しています。
今回のブログでは、五條歯科医院が大切にしている“必要十分”な医療の考え方をやさしくお伝えしたいと思います。
なぜ「保険診療=最低限」という誤解が生まれるのか
最近では、SNSや広告で自由診療のメリットが多く語られるようになり、
「自由診療=高度」「保険診療=最低限」
というイメージが広がりがちです。
しかしこの見方は、医療の本質とは少し違います。
保険診療は“最低限”ではなく、“標準治療そのもの”です。
つまり、
- 安全性
- 必要な工程
- 再発防止
- 科学的根拠
に基づき、“口の健康を守るための必要十分”が整っています。
五條歯科医院でも、保険だからといって
「工程を減らす」「時間を短くする」
といったことは決してありません。
むしろ、保険診療こそ丁寧に行うべき医療 だと考えています。
保険診療でもここまでできる──五條歯科医院での実際
たとえば、以下はすべて保険診療で行える処置です。
- むし歯の治療
- 歯周病の検査と治療
- 根管治療(歯の神経の治療)
- レントゲン撮影
- 再評価
- メンテナンス
- 小児のむし歯予防
- 高齢者の口腔ケア
- 訪問診療での口腔管理
特に五條歯科医院が大切にしている
「検査 → リスク評価 → 治療 → 再評価 → 予防」
という流れは、ほとんどが保険診療で完結します。
これは20年間、外来だけでなく訪問診療でも多くの患者さんを診てきた中で実感していることです。
“歯を守る本質”は、保険でも十分実現できる。
これが五條歯科医院の臨床からの結論です。
自由診療との違いは“良し悪し”ではなく“目的”
もちろん、より
- 審美性
- 耐久性
- 精密性
を高めたいケースでは自由診療が適することがあります。
ですがそれは、
「自由診療が良い・保険診療が悪い」ではなく、“目的が違うだけ” なのです。
五條歯科医院では、どちらを選んでも
診療の質そのものは変わりません。
変わるのは“材料の選択肢”と“求めるゴール”だけです。
五條歯科医院が大切にしていること
20年間、金沢文庫の地域で歯科医療を続けてきた経験から、
私たちは一つの流れを大切にしています。
それは、
治して終わりではなく、守り続けること。
そのために、
- 丁寧な検査
- リスク評価
- 必要十分な工程
- 再評価
- 小児から高齢者までの継続ケア
を重視しています。
外来でも訪問診療でも、この考え方は同じです。
お口の健康は“生活の質”に直結します。
だからこそ、保険診療の本質的な価値を大切にしたい。
地域に根ざした歯科医院として、これからも
“必要十分でていねいな標準治療”
を実践していきます。
自信を持ってお伝えします
保険診療は「最低限」の治療ではなく、
あなたの健康を守るための“確かな医療”です。
20年間、外来と訪問の両輪で多くの患者さんを診てきた経験から、
私たちは自信をもってそうお伝えできます。
不安なことや疑問があれば、どうぞ気軽にご相談ください。
五條歯科医院は、これからも地域の皆さまの健康を支えてまいります。
> 診療案内