歯が20本以上・歯周病が軽度以下の方は、医療費が安くなる?
2025年06月04日 [医院ブログ]
香川県が令和5年11月に発表した「健康と医療に関する実態調査」から、驚くべき結果が報告されました。
「歯の健康が保たれている人ほど、医療費が少ない」という、エビデンスに基づいた内容です。
歯科的に健康な人ほど、医療費が少ない!
調査によると、以下の条件を満たす方は、
医科の医療費が統計的に有意に低いことが分かりました。
- 歯が20本以上ある
- 歯周病が軽度以下
- 定期的に歯科検診を受けている
さらに注目すべきは、医科診療費・調剤費・歯科診療費すべてを合計した「総医療費」でも、歯科的に良好な人の方が明らかに安かったという点です。
虚血性心疾患・糖尿病の治療費も下がる?
特に、
という条件を満たす方は、
虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)や糖尿病の診療費も統計的に有意に低いという結果が示されました。
これは、歯周病がこれらの生活習慣病と深く関係していることを裏づけています。
口の中を守ることが、体全体を守ることに
私たち歯科医院が「定期的な検診と予防」をおすすめする理由は、
むし歯や歯周病を防ぐだけではありません。
お口の健康を維持することは、
- 病気のリスクを減らし、
- 将来の医療費を抑え、
- 健康寿命をのばす
ことにつながる、まさに“医療の土台”となるものです。
当院の取り組み
当院では、患者さんの歯の健康を守るために、
- 歯周病リスク評価
- 定期的なメインテナンス
- 生活習慣のアドバイス
などを通じて、全身の健康管理に貢献することを目指しています。
「自分の歯で食べて、生きる」――
その当たり前を守るために、ぜひ定期検診をご利用ください。
【五條院長からのワンポイントアドバイス】
お口の健康を維持するには、「日々のセルフケア」と「プロのチェック」の両輪が欠かせません。特に40代以降は、見た目に大きなトラブルがなくても歯周病が進行していることがあります。健診で「異常なし」と言われても、歯科での定期メインテナンスは別物です。
健康なうちからの予防こそ、将来の自分への最高の投資だと考えてみてくださいね。
>五條歯科医院の歯周病治療
参考:
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